もっと早く知りたかった!就活「超」勝ち組が語る就職活動の3つの極意

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2回にわけてお送りする、JICAでの勤務経験もお持ちのe-Education代表・三輪開人さんの「就活」インタビュー。

前編では主に企業にこめる想いをお話しいただきましたが、後編では具体的にどのように就職活動を進めたらいいのかお聞きしたいと想います。

▼前編はこちら

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 就活3つの極意

ーーまず、開人さんの就活の結果について、改めて教えていただけないでしょうか?

了解。最終的に就職することにしたのがJICA 。

それ以外だと総合商社3社、自動車メーカー1社、ゼネコン1社、物流1社、不動産のディベロッパー1社。 どの会社も業界のリーディングカンパニーだったよ。

ーーなるほど、業界トップの内定をかっさらっていたんですね。そんな就活の極意とか教えていただけないでしょうか?

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極意と言えるものかはわからないけれども、いつも就活生には

「早く始める」

「とことん楽しむ」

「いっぱい失敗する」

の3つを大事にするようにと伝えてるよ。

早く始める

ーー1つ1つ詳しく教えていただけないでしょうか?

了解。じゃあ「早く始める」からだね。

こちらから一個質問なんだけど、ノブって就職ではなく進学するんだよね?その上で、今どこまで本気で就活してる?

ーー進学するって決める前は説明会やインターンの参加などしていた時期もありましたが、今は注力してないですね。

だよね。そしてその状態が正直勿体無い。

就職活動って、会社を調べることもそうだけれども、自分の目的やキャリアを考えるっていう意味では、今よりベストなタイミングはない。周りも必死に考えているしさ。

他にも大学1〜2年生であっても就職活動はできる。そして就活についてしっかり考えた人ほど、納得感のある、さらには達成感のある就職活動になると思ってるんだよね。

就職活動ってさ「3年生になってからやるもの」みたいな認識があるけれども、ここが盲点だと思っている。1年生でもできるもし、大学院に進学したり国家総合職の試験を受ける人も、誰だって就職活動はできる。

だからこそ、ノブみたいに大学院進学を決めたり、大きな国家資格を取ろうとしてる人ほど「今」就職活動を進める・早めに始めることが、納得感の高い就活をするための秘訣だと思うね。

ーーじゃあ、開人さんは早くから就職活動をされていたんでしょうか?

良い質問。実は就職活動というものを始めたのは、みんなと比べるとかなり遅かったような気がする。採用説明会が解禁になった時、まだインドのガンジス川を泳いでたし(笑)

ただ、ここで言う就職活動は「企業の説明会に出る」とかを指すもので、遅れてたのはそこだけ。自分がどんな人間か考える、いわゆる自己分析は、浪人生の時もいっぱいしたし、3年生の頃に東南アジアを周遊してる時にもいっぱい考えてたよ。

だから、企業のことは知らなかったけれども、自分がどんな人間かはずっと考えてたし、どんな人間になりたいかっていうイメージもある程度あった。そういう意味では、みんなよりも早くから就職活動を始められていたような気がする。

とことん楽しむ

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緑のパンジャビを身にまとった松原(ノブ)

ーー今話を聞いていると、開人さんにとって就職活動の考えがみんなと違うんじゃないかと思ってきました。じゃあ、例えばですが、開人さんが大学院進学をするとしたら、どんな就活をしますか?

聞かれると思った。ここで二つ目の「とことん楽しむ」が出てくるんだよね。

ノブにとって、就職活動、もっと具体的に言えば、企業分析ってどんな方法があると思う?

ーー四季報を読む、説明会に出る、OB訪問とかですかね?

そうだよね。

ただ自分の場合、テレビを読んだり本を読むのも企業分析になり得たよ。具体的に言うと、こういう人になりたいってロールモデルを見つけることが就活のキモだったんだよね。

四季報を読むのに少し身構える人もいるかもしれないけれど、ロールモデルを見つけることだったら誰でもできるし、多くの人にとってはワクワクする行為のはず。

だからこそ、就活はとことん楽しんだ者勝ちで、すごく楽しい就活の一つが、自分のロールモデルを探すことだと思ってるよ。

ーー開人さんにとってのロールモデルは?

 就活の時だよね?

パッと頭に思い浮かんだのは3人かな。40代だと今も国連で活躍されている宮沢一朗さん、30代であれば当時慶応大学で教鞭をとっていた樋栄ひかるさん、20代であれば Living in Peace 代表の慎泰俊さん。

これにマザーハウスでお世話になった人たちを加えると更に増えて、山口絵理子社長や山崎大祐副社長はもちろん、他にもロールモデルになった人はたくさんいたかな。

後は、就職活動でお世話になったという意味では、三菱商事のAさん。OB訪問に5回くらい付き合ってくれたし、その人のサポートがなかったらここまで就活が楽しめなかったと思う。他にもまだまだいて・・・

 ーーちょっと待ってください。多いですね笑。年代ごとに区切っているのには理由があるんですか?あと共通点とかあったんでしょうか?

 年代ごとで区切っているのは、やっぱり自分が5年10年20年と働いた時のイメージをはっきり持ちたかったからだね。

 共通点は、、、そこまでないかな。性格も性別も皆さんバラバラだし、仕事の内容もかなり違う。ただ、一人一人にものすごく尊敬できるところがあって、自分自身近づきたいって心から思った人達であることには変わりはない。あ、みんな キラキラした目をしていたと思うけどそれくらいかな (笑)

 ーー少しわかってきた気がします。「この人だ!」ということよりも、「あの人の〇〇がいい」のような感じで、いくつもロールモデルがあったんですね。

そうなんだよね。

ひとりひとり個性も生き方もバラバラだからこそ、全部参考になるなんてことはなくて、でもその人の中に素敵なものを感じて、それが仕事とどう結びついてるのかが分かる。これが一つわかるたびに、自分のなりたい姿と自分のやりたい仕事が少しずつクリアになっていった。

だから就活していた時から、訪問した企業の数よりも、出会ったロールモデルの数をすごく大事にしていたかな。

ーー では、そんなロールモデルになる人達とどのように出会ったんですか?

 さっき紹介した人たちについて言うと、本とかブログを通じて出会った人が多いかな。宮沢一朗さんは「教育開発の仕事」ていうブログを書いていたし、 慎泰俊さんも昔はめちゃくちゃブログを書いてたんだよね。

 

宮沢一朗さん:教育開発の仕事

慎さん:Taejunomics

 

ブログってある意味では本よりも生々しくて、その人の素の言葉が出てくるからすごく腑に落ちることが多くて、ブログやその人の SNS 通じてロールモデルを見つけることが多かった気がする。 

他のケースで言うと三菱商事の A さんは、いわゆる普通の就活で出会った人ではあるんだけど、大学のOBとかバイトの先輩ではないんだよね。

ーーOB訪問って大学の繋がりとかじゃないんですか?

これ、結構誤解されることが多いよね。OB訪問って、大学の先輩じゃなくてもいくらでも見つけることができるものだよ。

一番無難な方法は、企業の説明会に来ている人事担当以外の職員。説明会の最後まで質問しまくってると最後に時間切れが絶対来るので、そのタイミングで「もっと質問をしたいので連絡先を教えていただけないでしょうか」って言うと名刺をもらえたりするんだよね。

他にも不思議に聞こえるかもしれないけれども、業界内の繋がりって非常に強いから、例えば三井物産の人に三菱商事の人を紹介してくださいって言うと教えてくれたりするんだよね。ちなみに A さんは伊藤忠商事の友人の三井物産の友人の紹介だったと思う。大学は全く関係なかった。 

ーーそんなに簡単に紹介してもらえるものなんでしょうか?

人によりけりかな。でも、紹介してもらいたい理由がはっきりしていれば協力してくれることが多いと思うよ。

 例えば、途上国の大型インフラ案件ひとつとっても、商社ごとに得意な分野や得意な国が異なってくる。だから商社という業界全体に興味があってることを伝えた上で、他の国で活躍されている人の話を是非聞きたいって言うと、相手の方から他の商社をの人を紹介してもらえることもある。

 後は、プライベートでつながっている他の会社の人を紹介してもらえることもあって。一つ例を挙げると、国際協力に関心の高い商社の人、週末プロボノをしている商社の人を紹介してほしいって言うと、異なる会社の人であったり、異なる業界の人も紹介してもらえる。

もちろん紹介する側にも責任があるわけだから、「この子だったら紹介してもいい」って思ってもらえるよう良い印象を持ってもらうことは大前提だけれども、自分の目的がはっきりしていて、素直に想いを伝えれば協力してもらえることが本当に多い。

これが「就活生です」の魔法だと思っている。

ーー「就活生です」の魔法、ですか?

 本当に魔法だと思ってんだよね。

だってさ、「就活生です」って言うだけで、超一流の企業の人たちがしっかり時間を作ってくれる。ランチだって奢ってくれる。仕事の現場を見せてくれる会社だってある。これは社会人になったら超難しい。

 さっき話した「早く始める」っていう言葉にも繋がってくるんだけど、大学1年生が「OB訪問したい」って言ったきたらどう思う?「こいつ面白いな」って思ってもらえることが多いと思う。

 同じように、大学院に進学するとしても、やっぱり今は絶好のチャンスのはず。だってさ、「就活生です」っていう言葉を少なくとも2回使えるんだよ。これを活かさない手はない。

 だから、今大学生活を送っているすべての学生に、もっと「就活生です」っていう魔法の言葉をガンガン使って欲しいなと思うんだよね。

 いっぱい失敗する

ーーなるほど。でもやっぱり企業の人に会いにいくのって少し緊張するというか失敗するのが怖いというか。あ、ここで「いっぱい失敗する」なんでしょうか?

 その通り(笑)

ここも一つ誤解を解くと、企業の人に会いに行って加点評価になることはあって、減点評価になることは滅多にない。だってさ、学生が社会人に劣ることは、社会人の誰もが知ってることだから。知識や経験がなくて当然。その上で出てきた質問に「こいつわかってねぇな」と思う人はすごく少ない。

仮に変な質問をしてしまっても、最後に「勉強不足でしたすいませんでした。もっともっと勉強してもう一度質問させてください!」って元気に言えば、次に繋がる。一回の失敗が全てではないし、2回目の挑戦で評価が逆転するってことだってある。

 ーー でも、面接に限って言えば、一発勝負ですよね?さすがに、面接の失敗は怖い気がするのですが。

確かに面接は失敗したくないよね。ただ「一発勝負」じゃないよ。

大学受験ってさ、模擬試験ってあったよね?就職活動には模擬試験ってないのかな?

もちろん大学の中で模擬面接をしてくれる先生や先輩はいるかもしれないけれども、それよりもはるかにオススメしたいのは実践経験。実際に、企業の面接を受けてみること。

当たり前の話だけど、基本的には受かる人よりも落ちる人の方が多いわけだから、どんなに自信があったとしても、落ちてしまうことはある。だとしたら、どれだけ早く落ちる痛みを経験できるか。その痛みをどれだけ次に生かせるか。こう切り替えた方が、就職活動は前に前に進める。

最初に8社から内定をもらった話をしたけど、その何倍も多くの企業から不採択通知、いわゆるお祈りメールをもらってきた。もし就活の本命企業の採用面接が6月から始まるのであれば、その前にどれだけ実践を積めるか、どれだけ失敗の痛みを超えられるか、就活生には挑戦して欲しいなと思う。

ーー実践経験と言っても、やはり数は限られてしまうと思うのですが、一回一回を実りのあるものにするためのコツってなんかあるんですか?

コツと言えるかわからないけど、面接の方法論は早めに知っておくべきだと思う。方法論を知ってれば、面接が終わった後に、自分のどこが悪かったのかを冷静に分析することができる。そうでないと、自分のどこが悪かったか分からずにまた次に進むことになる。これは本当にもったいない。

ちなみに『ロジカル面接術』はもう読んだ?これを知らない就活生はモグリだと思うくらい必読本で、読んでいない就活生がいるのであれば今すぐ購入することを強く勧めたい。

詳しくは本を読んで欲しいと言うか、この本を読まずに面接に挑むのはやめてほしいので割愛するけど、面接は単なる相性確認ではなくて、磨けば必ず向上する技術だってことはよく覚えておいて欲しい。

なので、ひとつひとつの失敗から多くを学びたかったら、まずは面接の方法、セオリーをしっかり頭に入れて、一回一回の面接に目的を持って挑む。そうすればきっと合格をつかめる可能性は上がると思うし、この失敗と挑戦のプロセスこそが社会人になってから役立つすごく大切な経験だと思ってるよ。


ーーなるほど、とても参考になります!面接をしっかり準備するというのはESなどに比べて見落としがちなところですね。実践経験によって自信をつけるというのは何事にも欠かせないステップということがよくわかりました。気は最後まで抜けないですね。

編集後記

2本にわけて就活について三輪開人さんにお話を伺いましたが、「目的」という土台があって実践で積み上げるというステップがクリアになりました。国際協力にかかわらずどの業界にも共通する素地となるものだと思うので、ぜひ多くのひとに読んでいただきたいですね。

2回に分けて、インタビューに答えてくださった開人さんありがとうございました!一人でも多くの学生に届くことを願います。

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