【書評】『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 』

みなさん、こんにちは!松原(@matsubara_nobu)です。
 
突然ですが、みなさんの働くモチベーションってなんですか?
 お金を稼いで豪華な生活をすること?それとも自分の得意なことを活かしたい?
 
ぼくはお金持ちになりたいわけでもないですし、自分の得意なことと言われてもなんだかぴんとこず、自分のモチベーションが迷子になることがしばしばあります。
 
そこでその現象の言語化を試みるにあたって参考になりそうな本を探してみたところ、これはまさにぼくのためのタイトルじゃないかと!AmazonでPrime会員だと無料ということもあって早速手にとって読んでみました。

 「ゆとり世代」は「乾けない世代」

本日ご紹介するのはこちらの『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』

「働く」ってことを考えるときに思い浮かぶのは親とか上の世代のイメージが湧きやすいと思います。

その世代はバブルも経験して、稼いで良い車、良いお酒、良い家を買うなどがわかりやすいモチベーションになっていました。仕事が国を作る一端を担っていたと感じることも多かったとか。

しかし、本書によるとそもそも今の学生の世代はそもそもモチベーションの源泉が異なるとのこと。そこで著者はこのように表現しています。

あなたには生まれたときから「ないもの」がない。だから何かが欲しいと「乾けない」。 だから、あなたの世代のことを「乾けない世代」と呼ぶことができます。

「乾けない世代」は、「良好な人間関係」や「意味合い」を重視する人が非常に多いのが特徴です。仕事よりも、個人や友人との時間が大事。何気ない作業のなかにも〝今、自分がこの作業をやっている意味〟を見出せないと、とたんにやる気が起きなくなります

はじめから満たされているからこそ 、友人との間で尊重されたり、自己実現を図れるかたちをもとめるようになってきているんですね。

ぼくはこれを読んでマズローの5段階欲求説を思い出しました。人間の欲求はピラミッド型で5段階に分かれていて下の欲求が満たされると上の欲求が湧くようになるってやつですね。

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Photo via モチベーションアップの法則


現代の日本ではデフォルトで3段階もしくは4段階まで満たされているため、この図でいう高次の欲求がスタートラインであるみたいです。

「好き」が価値になる

では、この「乾けない世代」は何をベースに働けば良いのでしょうか?ベーシックインカムが導入されているわけでもないので、働かないわけにはいきませんからね。

 本書によると、この高度に発展した社会ではひとりひとりの「嗜好」が価値になるとといています。

AIなどのテクノロジーによってあらゆる仕事が代替されるなか、人の好みは変えられません。また、自分の没頭してることはなにかと詳しく人に話してしまいますが、著者はこれを「高解像」と表現しています。

例えば、ラーメンを食べたときにただ「美味しい」で終わってしまうのか「◯◯なスープと◯◯な麺が絶妙にマッチして・・・」と言った具合に分析できるのか、と言った具合です。

この「高解像」の見え方は、他の人にとって「新しい世界の見方」になったり、既存のモノに新しい意味を与えたりすることができるので価値になるのです。

「好き」をブラッシュアップしていくことが今の時代の生きるコツなんですね!

この好きを可視化するために、本書では「偏愛マップ」というツールも紹介しているのでぜひごらんになってみてください。

勇気を出して人を頼ってみる

また、「好き」を突き詰めると同時に人を信頼することの大切さも説いています。

「好き」が価値になる時代は、それぞれがその好きなことを仕事にすれば良いわけですから苦手なことを苦手と公言してみることでそこを埋め合わせられる「好き」を持った人が現れます。

なので、人を信頼して任せることで、無理のない補完的な社会が出来上がるようです。

 「誰かの強みになり続けられる」っていいですね。

まとめ

ざっくりまとめてみますと、「乾けない世代」の働く意味は「誰かの強みになる」ことで、そのためには「自分の好きを追求する」のが大切といったところでしょうか。

迷子だったモチベーションも帰路をどうやら覚えられそうです。

みなさんもよろしければぜひ!