大学生が国際協力NGOの国内事務局でインターンをする3つのメリット

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みなさん、こんにちは!松原(@matsubara_nobu)です。
 
国際協力に携わりたいなと思ったときにまず浮かぶのが途上国現地でのスタディーツアーやインターン。
 
しかし、「国際協力NGOの国内事務局でインターン」って選択肢考えたことありますか?
 
国際機関の日本事務所のインターンとかはよく募集していますが国際協力NGOの国内インターンってけっこう見過ごされがちだと思うので、本日はその魅力についてお話させてください!

 はじめに

僕は現在バングラデシュに滞在していて、その前はNGOの活動でインドネシアにいました。この途上国経験はこのブログでもしばしば触れているのでご存知の方もいるかもしれません。

でも、なぜ限られた学生生活の中でなぜ2カ国も途上国・新興国と呼ばれる国に飛んで、しかも国際協力に関わりたいのかと問われると、その原点は途上国渡航前のNGOでの国内インターンにあったかと思います。

実はインドネシアに渡航する前、大学1年生の5月から2月までの9ヶ月間、e-Educationという主にアジアで教育支援をするNPO(NGO)で国内インターンをしていました。

その後、インドネシアもバングラデシュもそのNGO絡みで渡航させてもらっているのでずっとお世話になっています。国内で学んだこと、出会った人がその後に大きく響いているのでそんな国内インターンのおすすめポイントのご紹介です!

1.NGOの運営についての理解が深まる

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まずはNGOの組織運営について。

「国際協力をやりたい!」という人は、現場で途上国の困っている人を目の前にその問題を解決したいというイメージが強いかと思いますが、その支援とはただがむしゃらに行えば成果が出るというものではありません。

NGOといえども本当に支援を必要としている人たちに安定的に支援を届けるためにはビジネスと同じように「戦略」が必要です。

その機能を担っているのが多くの場合、国内事務局となっています。

具体的には、

「多くの人に関心を持ってもらうためにはどのような情報発信が望ましいのか?」

「効果的に活動資金(寄付や助成金など)を集めるためにはどんな工夫ができるか?」

「3年後の目標達成のためにはどのような人的リソースが必要か?」

などなど様々な戦略をたてて組織の基礎をつくります。

この基盤がしっかりしてこそ、安心して途上国で支援を届けることができます。

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2014年の国内会議後の1枚。実は真ん中のベンガル人が今のインターン先の社長。こんな時の出会いが今につながっていたりします。

僕の場合、国内インターンをしていた時期に団体の代表交代や活動国の縮小など大きな経営判断がされた時期だったので、NGOの戦略や方針づくりというところに居合わせることができ、組織運営について多くを学ばせてもらいました。

また、メインは広報や寄付集め(ファンドレイズ)といったところに携わっていたのでプロボノの方と一緒に仕事したり、勉強のためにセミナーに参加させてもらって資格をとるなんてこともできましたね。

2.様々な国の情報に触れられる

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次に情報の種類について。

現場担当として海外に派遣されると派遣された国についてはとことん詳しくなりますが、国内インターンは対照的に様々な国の情報に触れることができます(e-Educationのように複数国で展開しているNGOにかぎられますが)。

国内では情報発信のために活動国各国から情報が集まってきます。その為、日本にいながら途上国の事情について知ることができるんですね。

例えば、e-Educationの場合は各国の教育に関する情報が集まってくるので、途上国に行ったことのなかった僕でさえ、フィリピンの教育政策やインドネシアの教育制度、ミャンマーの教育課題など色々知ることができました。パラグアイやスリランカ、ルワンダなどニッチな国の話も聞けたので好奇心がめちゃくちゃ満たされます。

国内だからこそ幅広い国に関心をもつきっかけがたくさん転がっているんですね。

3.支援者の存在を知る

f:id:nobuhidematsubara:20180501020842j:plain最後は、支援者について。

個人的にはNGOの国内インターンをした中で一番大きい学びはこの点でした。

「NGOは応援してくれる人がいないとなりたたない」と、なんとなくネガティブなイメージをもつ人が多いかもしれませんが、NGOの国内インターンはその「なんとなく」のイメージから「この人たちがいるから成り立つんだ」とはっきりとポジティブな確信をもつチャンスです。

例えば、もしみなさんが今から海外担当として渡航して、寄付をもとにした予算を手渡されたとして、そのお金がどんな想いで託されたものなのか支援者のかた一人ひとりの顔を思い浮かべながら想像できるでしょうか?

国内インターンというステップを踏むとそれが確実にできるようになるんです。

国内では広報やイベントで応援してくださる方々と接点をもつ機会が非常に多くあります。

そんな中で団体の活動のために、最初はお願いすることに抵抗があるかもしれませんが勇気を出して寄付のお願いをしてみると思ってる以上に快くお金を預けてくれる方がたくさんいるんです。

そこから、なんで寄付をしてくれるのかとコミュニケーションをはじめてみると、支援者一人ひとりがオリジナルのストーリーを持っていることに気づきます。

「自分も良い教育にアクセスするのに苦労した原体験を持っている」

「本当はメンバーとして参加したいけど家族がいて転職も厳しいから支援者としてかかわらせてほしい」

「頑張っている若者の背中を押したい」

など十人十色の理由があるんです。

このコミュニケーションから組織という枠を超えた関係が築かれて行きます。

この関係構築ができる前に海外に行くのとできた後に行くのとでは大きな差があると感じてます。

この支援者の存在を知っていたら海外に渡航した後も「こんな写真撮ったらあの人に響くかな」とか「帰国の際にこんな報告したら喜んでくれるかな」など想像が膨らみます。

実際、海外に行った後、日本で自分の話を楽しみに待ってくれている人がいるのは大きな支えになりますし、帰る楽しみも1つ増えます。

NGOって一見途上国の期待に応えるためだけの組織って思われがちですが、支援者の方の想いに応えることのできる組織でもあるんです。これに気づけたのは国内インターンの大きな収穫でしたね。

おわりに

以上、NGOの国内インターンをするメリットを3点あげてみましたがいかがでしたでしょうか?

本当はもっと「色んな人に会える」とか「企画力上がる」とか様々なポイントもあるのですが盛りだくさんになってしまうので3点に絞らせていただきました。

国際協力というと海外だけが現場と思われがちですが、国内の業務があってこその海外なのでチーム全体で支援現場を支えているのは間違いないです。

せっかく国際協力に足を踏み入れてみようと思ったのであればぜひ国内インターンにも挑戦してほしいです。

もっといえば、国内インターンをしてから海外に飛び出してみるのがおすすめです。受益者だけではない幅広い国際協力の全貌が見えてくるかと思います。

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国内も海外も含めた懐かしのe-Educationチーム

おすすめのインターン

実は、今、そんな国内インターンをe-Educationがちょうど募集しています。公募で国内インターンを募集するのは僕が応募した時以来4年ぶりらしく中々ないチャンスなのでぜひチャレンジしてみてください!

eedu.jp

また、1年間の海外インターンも同時に募集しています。赴任国はフィリピンとネパール!

海外インターンといっても e-Educationの海外インターンは採用が決まってから渡航までの半年間国内の業務に携わることになっているので国内インターンと同じチャンスをつかめるかと思います!(自分のときはそんな制度なかったので自分がモデルになったと勝手に思っている笑)

海外もやっぱり長期でいきたい!というかたはぜひこちらもごらんください。

eedu.jp

 

それではこのへんで! 

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個人的にはNGOでインターンをするとなったら活動の全体像を知るという意味で国内インターンを経てから海外インターンにも挑戦してみることをおすすめしています。海外インターンのススメも書いたのでよろしければあわせてごらんください。

www.nobuhidematsubara.com