岡山大学の英語学位プログラムの宣伝から見えた「地方×途上国」の可能性

f:id:nobuhidematsubara:20180315174309j:plainみなさん、こんにちは!松原(@matsubara_nobu)です。
本日、岡山大学で教鞭を執るバングラデシュの先生にお会いしたところ、流れで高校生向けの岡山大学の宣伝に参加してきました。

 地方×途上国のポテンシャル

岡山大学の何を宣伝してきたのかというと、英語で学位が取得できる留学生向けの学部プログラム。1年の交換留学ではなく、4年間岡山大学で学ぶためのプログラムです。

お話を伺ってみると、岡山大学は40カ国を超える国からの留学生が学んでいるらしく、地方でありながらも国際性を発揮している大学のようです。

確かに思い返してみると、インドネシアでお世話になっていた予備校の先生も文科省の奨学金をとって岡山大学で学んでいます。

東京の大学にいてもバングラデシュやインドネシアの学生にあったことなんて殆どないのに、地方大学が途上国・新興国の学生を惹きつける魅力とは何でしょうか?

海外の学生の視点に立って考えてみると、その魅力が少しずつ見えてきました。

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左がうちの社長マヒン。右が岡山大学のアザール先生。

1つ目に資金面

ここは多くの学生からも質問が飛んでいたポイントです。東京であれば学費に加えて生活費がバカになりません。抑えようと思えばそれなりに抑えられますが、地方の安さには歯が立ちません。

大学生であれば1Kやワンルームの部屋で1人暮らしをする学生が多いかと思いますが、東京の1K(早稲田付近)の値段で、地方なら家族で十分住める家借りれますからね、生活費の安さは魅力的です。

2つ目に、その国出身の先生がいること

地方であっても、大学にはいろんな国からの先生がいるもの。同じくに出身の先生がいれば話も聞きやすいですし、何よりも安心感があります。なんだかんだで保守的な姿勢の強い日本ですから共通点のある人がいることは魅力的に映るでしょう。

バングラデシュに限って言うと西日本の大学のほうがよく名前を聞きますね。関東よりも近畿、中国、九州といった地域のほうがバングラコミュニティが出来上がっているのでしょうか。今度、アザール先生らを通じてたどってみたいところ。

そして3つ目に、コミュニティの狭さ

これは想像でしかないのですが、地方ならではのコミュニティの狭さが逆によく働くのではないかなと感じています。

ぼくも田舎出身なのでしばしば感じるのですが、特に遊ぶところがなく新たな人に出会うのにも一苦労という場では限られたひとで深い関係を築いていく傾向にあると感じています。行くとこなかったら友人と話すことが時間の使い方として大きく占めてきますからね。

この傾向が途上国の生活環境に少し似ているなあと思うんです。コミュニティが狭いからこそ身近な人同士で、時には助けて、時には助けられて、という遠慮のない関係性が作りやすいのではと思います。

東京に行ったことのあるバングラの人に話を聞くと「東京は機械的な印象を受ける」と言っていたこともあるので、地方のほうが魅力に映るのかもしれません。

 

日本の視点に立って考えてみても、途上国の人材は企業にとって魅力的に映ります。

たとえば、日本で働きたいバングラデシュのエンジニアと、エンジニア不足を解消したい日本の地方の企業をつなげるB-JETというJICAプロジェクトがバングラデシュで動いています。

バングラデシュのエンジニアに日本語とビジネスマナーといった教育を提供して日本で働くチャンスを得るといったプログラムで、第1回卒業生20人のうちの15人近くが日本企業からの内定を得たそうです。

この例は、バングラで教育を受けて日本で働くパターンですが、今回の岡山大学のように学部生として日本で教育を受けることができたら働くチャンスも大きく広がるのではと感じます。

意外と日本の地方と途上国って需要と供給の一致があって相性がいいのかもしれませんね。そんな可能性を感じた1日でした。

「地方×途上国」面白いテーマになりそうです。

それでは本日はここらへんで!